治療した年代: | 1994年ごろ |
患者様のご希望: | 前歯が落ちた! |
治療部位: | 全部 |
患者様の感想: | |
歯周病で前歯が落ちて来院されました。相当な精神的ショックだったようです。「歯周病治療には歯みがきが必要!」とお話ししただけで、翌日にはキレイに磨いて来ました。初診時の写真は赤く染めた状態の写真です。1週間後では腫れが引いてしまうと思い、撮影しました。歯周病学会にも発表した記念碑的な患者さんです。 |
主訴は前歯の脱落です。脱落の原因は高度な歯周病ですが、虫歯による奥歯の崩壊により噛み合わせが壊れて無くなってしまったことが遠因です。歯周病治療を頑張ってみたのですが、前歯部は残存歯だけでブリッジにすることができませんでした。教科書的ではありませんが、インプラントと天然歯を連結したブリッジを作ることにしました。非常にマジメに定期検診を受けているので、17年間そのまま維持しているのだと思います。患者さんは現在60歳ですので、将来的には臼歯部にインプラントが必要になると思います。
術後すぐのレントゲンです。現在のレントゲンと比べてください。左下8番のクラウンを新たに制作しただけです。
術前の前歯部分です。応急的に左の前歯を接着しています。患者さんがはじめて来院したときの茫然自失した表情は忘れられません。
現在、17年後の状態です。インプラントがあることで維持できていると思います。
週刊朝日MOOK
歯科医選びの決定版!歯周病の「いい歯医者」リストにかとう歯科が掲載されました。
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